安産祈願
安産祈願は、新たな命を授かったことに感謝し、
妊娠中の母と子の健康とお子さまの泰らかな誕生を願うご祈祷です。
産泰神社の
安産信仰
社殿左側に抜けびしゃくが奉納されています。
本殿の裏の磐座は、約13万年前に赤城山の「石山なだれ」により出現したと言われており、原始古代から信仰の土地とされていました。
また、ご祭神である木花佐久夜毘売命は、燃え盛る産屋で無事に自身の御子をお産みになられたことから、安産・子育ての神様として崇敬を集めています。
江戸時代以降、安産を祈る人々が軽くヌケル(生まれる)ようにと、底を抜いた柄杓「抜けびしゃく」を奉納するようになり、現在も安産・子育ての神社として、篤い信仰を受けています。
ご祈祷の
ながれ
ご祈祷をお受けの方は、はじめに祈祷殿にお入りください。
- 安産祈願は「戌の日」以外でも、随時執り行っております。
- 代理の方(夫・両親等)による安産祈願も承っております。
- お腹帯をご持参の場合は、膝の上に置いてご祈祷をお受けください。ご一緒にお祓いをいたします。
ご祈祷申込記入所
入り口を入って右手の記入所にて、妊婦の方のお名前とご住所をご記入ください。
ご祈祷受付
受付にて、祈祷の実施場所や内容に応じて初穂料をお納めください。
実施場所は祈祷殿・拝殿よりお選びいただけます。
拝殿(県指定重要文化財)でのご祈祷について
- 空調設備やスロープはございませんので、予めご了承ください。
- 祭典等により拝殿でのご祈祷を執り行えない場合がございます。
待合室
順番にご案内いたしますので、祈祷殿待合室にてお待ちください。
お祓い
神職が、罪穢れを祓い清める祓詞(はらえことば)を奏上します。
祝詞奏上のりとそうじょう
妊娠中の母子安泰と、お子様の泰らかな誕生を願い、祝詞を奏上します。
玉串礼拝たまぐしれいはい
玉串をご神前にたてまつりご拝礼いただきます。
「二礼二拍手一礼」の作法でご拝礼ください。
お札を祀る
お札は、ご自宅の神棚でお祀りください。神棚がない方は、目線よりも高い場所に白い紙を敷き、お札の正面が南向きか東向きになるようお祀りください。
お参りどころ
安産抜けびしゃく
産泰神社では、江戸時代より底の抜けた柄杓を奉納する信仰がありました。底の抜けた柄杓で水をくむとそのまま抜けてしまうように、楽にお産ができるよう願ったものです。願いを込めて3回水をくんでください。
お参りの仕方
- 初めに、右手にて妊娠期間中の無事を祈り、水をくむ
- 次に、左手にて無事出産を願い、水をくむ
- 最後に、右手にて母子安泰を願い、水をくむ
安産・子育て戌
戌(犬)は、多産でたくさんの子犬を一度に産み、さらに出産が軽いことから、「安産の守り神」とされています。また、邪気を祓い子どもを守ってくれると言われています。
お参りの仕方
妊婦の方の干支とお生まれになるお子さまの干支を、願いを込めてなでてください。
安産胎内くぐり
約13万年前に赤城山の「石山なだれ」により出現したと言われる本殿裏の磐座です。妊婦の方がこの石の間をくぐることで、安産になると言われています。
お参りの仕方
- 石をくぐって右に回る
- 石をくぐって左に回る
- 中央で無事の出産をお祈りする
授与品
- 誕生産婦札神棚もしくは目線よりも高いところにお祀りください
- 安産守り札妊婦の方がお休みになる寝室でお祀りください
- うぶや祓い(切麻)妊婦の方の寝室の四隅にまき、お祓いをしてください
- 帯まもり腹帯の中に入れ、無事の出産をお祈りください
- 安産抜けびしゃく拝殿前にて、願いを込めて3回水をくんでください。誕生産婦札と一緒にお祀りください。
- 安産守
- 産泰帯(腹帯)ご祈祷と一緒にお申し込みいただけます。
初穂料
- 小式-しょうしき-
- 8,000円
- 中式-ちゅうしき-
- 10,000円
- 大式-たいしき-
- 18,000円
- 小式-しょうしき-
- 10,000円
- 中式-ちゅうしき-
- 12,000円
- 大式-たいしき-
- 20,000円
- 産泰帯(腹帯)
- +2,000円
- 内容と実施場所により、初穂料が異なります。
- 「拝殿」は県指定重要文化財です。空調設備やスロープはございませんので、予めご了承ください。
- 祭典等により拝殿でのご祈祷を執り行えない場合がございます。
戌の日
「戌の日」とは、十二支をもとにした暦の一つで、12日に一度の周期でやってきます。多産でありながら安産でありお産が軽いことから、犬は「安産の守り神」とされれています。その犬にあやかり縁起がいいとされる戌の日には、安産祈願にお越しになる方が多くいらっしゃいます。
服装
安産祈願へお越しになる際の服装について、特に厳格な決まりはありませんが、華美にならない服装でお越しください。特に、妊婦さんご本人は体調を最優先に服装をお選びいただければ結構です。なお、階段や砂利道がありますので、足元はヒールのないものでお越しいただけると安心です。ご神前での儀式ではありますが、気持ちを楽にご参列ください。